「たまには海でのんびりしない?」
そんな一言をきっかけに、気心の知れた友人たちと五泊六日の小旅行へ。
向かった先は、ミンドロ島にある人気リゾート地、プエルトガレラ

まずはマニラから車で南下して、バタンガスシティのフェリーポートへ。高速道路を使えば、道も快適で2時間弱。途中のサービスエリアでコーヒー片手に他愛もない話をしてたら、あっという間に到着。

ここのフェリーポート、意外と設備が充実していて驚き。広い駐車場があるから、車でそのまま乗り付けOK。大きなスーツケースを引きずる必要もなくて、地味にポイント高い。

そして乗船。今回選んだのは、ちょっと贅沢にVIP席。これが大正解!
広々としたラウンジ席で、ふかふかのソファに沈みながら、冷房の効いた空間でリラックス。
外の海を眺めつつ、気分はすっかりクルーズ旅行。45分の船旅は本当にあっという間でした。

プエルトガレラに到着して、まずは今回の拠点となるアパートタイプの宿へ。
三階にある部屋は、家具付きでとっても綺麗。白を基調にしたインテリアで、清潔感たっぷり。なによりキッチンが付いてるのが嬉しいポイント
翌朝、市場で新鮮な魚や野菜を調達して、簡単な朝ごはんを作ったり、つまみを用意したりと、自炊できる自由度はやっぱりいい。

さらに、このアパート、屋上に広いバルコニーがあるんです。
そこがもう、プライベートなパーティー空間って感じで。夜にはバーベキューセットを持ち出して、炭を起こしながら、地元で仕入れたシーフードをジュージューと。
焼きたてのエビやイカをかじりながら、夜風とともに乾杯。
まさに、リゾートでしか味わえない“贅沢な日常”。

メインのホワイトビーチまでは、トライシクルで20分ほど。
風を切って走るその感じもまた、フィリピンっぽくて心地いい。

そして着いたホワイトビーチ…。
これがまた、感動モノの美しさ。
果てしなく続く白砂に、まるで湧き水のような透明度の高い海
シュノーケルをつけて少し沖に出ると、サンゴ礁やカラフルな魚たちがすぐ足元に。
もう、ここは楽園か?って何回も言っちゃった(笑)。

ビーチの周りには、地元レストランやカフェがずらり
気軽に入れる雰囲気で、しかもどこもリーズナブル。
ガーリックシュリンプ、レチョンカワリ、パンシットカントン…。
毎回、「どこにしようか?」って悩むのもまた楽しい時間。

そして夜になると、我らがホームタウン(?)に戻って、アパート近くのステーキハウスでディナー
ここがまたレベル高くてびっくり。
分厚い熟成ステーキは、外は香ばしく中はジューシー。
ロブスターのグリルもぷりっぷりで、シーフードパスタの濃厚さには全員が「うまっ!」と声をそろえてた。
気のおけない仲間たちと、ビール片手にわいわい食べて笑って…なんとも幸せな時間でした。

朝は、海の見えるカフェでのんびり朝食
静かな波音をBGMに、トーストやローカルブレックファーストをつまみつつ、のんびりコーヒーをすする時間は、都会では味わえない贅沢。

朝日を浴びながら深呼吸すると、「ああ、来てよかったなあ…」ってしみじみ。

そんなこんなで、あっという間の六日間
毎日がリラックスと笑顔の連続で、ふとした瞬間に「もう終わっちゃうの?」って声が漏れたほど。

帰り道、フェリーに乗ってマニラ方面に戻るときの、ちょっと切ない感じもまた旅の醍醐味。
でも「また来ような」って自然と口に出る、それだけでこの旅が最高だったってことなんだと思う。